渟代郡(読み)ぬしろぐん

日本歴史地名大系 「渟代郡」の解説

渟代郡
ぬしろぐん

現能代市を中心とした地域をさす古代に用いられた郡名。

「日本書紀」斉明天皇四年四月の記事に「阿陪臣船師一百八十艘、伐蝦夷、齶田・渟代、二郡蝦夷、望怖乞(中略)仍授恩荷、以小乙上、定渟代・津軽、二郡々領」とある。また七月には「仍授柵養蝦夷二人位一階、渟代郡大領沙尼具那小乙下、或所、云授位二階、使倹戸口小領宇婆佐健武、勇健者二人位一階、別賜沙尼具那等、鮹旗廿頭・鼓二面・弓矢二具・鎧二領」とあり、渟代郡が定められ、大領に沙尼具那、小領に宇婆佐が任命され、それぞれに位を与えた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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