改訂新版 世界大百科事典 「湯田中」の意味・わかりやすい解説 湯田中[温泉] (ゆだなか) 長野県北東部,下高井郡山ノ内町にある温泉。純食塩泉,49~97℃。志賀高原から流れる夜間瀬(よませ)川北岸の台地上に並ぶ新湯田中温泉(純食塩泉,74~97℃),星川温泉(弱食塩泉,70℃)など14温泉からなる山ノ内温泉郷を代表する温泉で,天智天皇のころ僧知田の発見といわれる。古くから草津街道の往来者や善光寺参りの人々に親しまれてきた。大湯,滝ノ湯など6ヵ所に共同浴場がある。付近には,この地出身の画家児玉果亭の作品を展示する果亭文庫や平和観音,一茶堂,佐久間象山碑などがあり,志賀高原観光の基地ともなっている。長野電鉄湯田中駅に近い。執筆者:榊原 貴士 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by