湿潤断熱変化(読み)しつじゅんだんねつへんか(その他表記)moist (wet) adiabatic change

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湿潤断熱変化」の意味・わかりやすい解説

湿潤断熱変化
しつじゅんだんねつへんか
moist (wet) adiabatic change

空気中に含まれる水蒸気飽和状態で進む断熱変化気温が下がると水蒸気が凝結し,雨,雪,霧などが生じる。特に山脈などを風が越える場合,断熱変化が強制され,山脈の風上側では降水,風下側ではフェーンなどの原因となる。(→断熱過程

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む