湿電池(読み)シツデンチ

デジタル大辞泉 「湿電池」の意味・読み・例文・類語

しつ‐でんち【湿電池】

液体のままの電解液を用いる電池。→乾電池

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「湿電池」の意味・読み・例文・類語

しつ‐でんち【湿電池】

  1. 〘 名詞 〙 液体のままの電解液を用いる電池。湿電。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「湿電池」の意味・わかりやすい解説

湿電池
しつでんち
wet cell

電解液を水溶液状のままで用いた一次電池。乾電池に対応して用いられる。ダニエル電池,空気湿電池などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の湿電池の言及

【乾電池】より

…漏液しにくいように,コーンスターチや小麦粉などでゲル化した電解液を用いた電池で,取扱いや携帯に便利にした一次電池である。これに対し,水溶液のままの電解液を用いる電池を湿電池という。 乾電池の代表的なものはルクランシェ電池を乾電池化したマンガン乾電池(図)で,陽極合剤は二酸化マンガン,導電性の炭素粉末(アセチレンブラック,黒鉛),塩化アンモニウム粉末の3者を電解液(塩化アンモニウムNH4Clと塩化亜鉛ZnCl2が主成分)で練り固めて成形したもので,その中心に炭素棒が置かれている。…

※「湿電池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android