源八新田(読み)げんぱちしんでん

日本歴史地名大系 「源八新田」の解説

源八新田
げんぱちしんでん

[現在地名]分水町源八新田

国上くがみ山南西の低地にあり、南は中島なかじま村。享保一一年(一七二六)からふもと(現弥彦村)の中村源八により開発され、同一四年検地を受けて成立した新田。幕府領。源八は同二〇年大庄屋河村吉兵衛の横暴を江戸へ出て直訴したため、所払に処せられたという(岩室村史)。文政一二年(一八二九)の村明細帳(分水町史年表)によれば中田一一町七反六畝余・高一四一石二斗余、下田二八町五反余・高三一三石七斗余、家数二二・人数一七九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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