分水町(読み)ぶんすいまち

日本歴史地名大系 「分水町」の解説

分水町
ぶんすいまち

面積:三八・九一平方キロ

西蒲原郡の南端に位置し、南端で信濃川と新信濃川(大河津分水)分岐南東を信濃川、中央を西にし川、南西を新信濃川が流れる。北西弥彦やひこ山から尾根続きの国上くがみ(三一三・二メートル)があり、南西部は低地。北は弥彦村・吉田よしだ町、南東は南蒲原郡中之島なかのしま村、南西は三島さんとう寺泊てらどまり町に接する。信濃川は当町大川津おおかわづ付近で東へ折れて流れるため、増水時の破堤一帯浸水・流失する被害に幾度も遭っている。うち延宝八年(一六八〇)・享保八年(一七二三)・宝暦七年(一七五七)・明治二九年(一八九六)の信濃川氾濫、寛政元年(一七八九)の西川沿いの破堤の損害は大きかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android