源氏店(読み)げんじだな

世界大百科事典(旧版)内の源氏店の言及

【与話情浮名横櫛】より

…江戸伊豆屋の若旦那与三郎は,木更津の浜で見染めた赤間源左衛門の妾お富と密会するが露見してなぶり切りに会い,全身に34ヵ所の刀傷を受け,お富も海へ飛びこむ。3年後に無頼漢になった与三郎は,相棒の蝙蝠安(こうもりやす)と強請(ゆすり)に入った源氏店(玄冶店(げんやだな))の妾宅で,死んだはずのお富に会う。主人多左衛門から金をもらって与三郎は去るが,のちに多左衛門がお富の兄であることを知る。…

※「源氏店」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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