溶存有機炭素(読み)ようぞんゆうきたんそ

最新 地学事典 「溶存有機炭素」の解説

ようぞんゆうきたんそ
溶存有機炭素

dissolved organic carbon ,DOC

水中の有機物のうち,孔径0.1〜1µm程度の濾紙を通過する画分中の炭素の総量。海洋全体で700Pɡ(ペタグラム)存在し,海洋最大の有機炭素のリザーバーである。生物起源と考えられているが,タンパク質や炭水化物など一般的な生体有機化合物が占める割合は全体の10%以下で,また,その多くは低分子からなるなど,その化学的実体は不明な点が多い。さらに,微生物分解に対して極めて難分解な画分が大部分を占めることも知られている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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