滑川忠夫(読み)ナメカワ タダオ

20世紀日本人名事典 「滑川忠夫」の解説

滑川 忠夫
ナメカワ タダオ

大正・昭和期の気象学者



生年
明治30(1897)年12月7日

没年
昭和50(1975)年3月5日

出生地
兵庫県神戸

学歴〔年〕
京都帝大地球物理学科〔大正13年〕卒

学位〔年〕
理学博士

経歴
中央気象台付属練習会を経て、大正5年中央気象台臨時雇となり神戸測候所勤務。7年京大理学部志田順教授の下で研究、京大卒業と同時に講師、昭和22年教授となり気象学講座担当。28年大谷東平らと日本気象学会関西支部を創設、支部長。35年退官、愛知学院大学教授となった。9年の室戸台風についての主副台風論が有名。日本の工業気象学創始者。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滑川忠夫」の解説

滑川忠夫 なめかわ-ただお

1897-1975 大正-昭和時代の気象学者。
明治30年12月7日生まれ。昭和22年母校京都帝大の教授となる。退官後,愛知学院大教授。28年日本気象学会関西支部を創立,支部長となる。微細気象学,工業気象学の草分けとして知られる。昭和50年3月5日死去。77歳。兵庫県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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