滝一夫(読み)タキ カズオ

20世紀日本人名事典 「滝一夫」の解説

滝 一夫
タキ カズオ

昭和期の陶芸家



生年
明治43(1910)年2月13日

没年
昭和46(1971)年11月7日

出生地
福岡市

学歴〔年〕
東京美術学校彫刻科〔昭和13年〕卒

主な受賞名〔年〕
北斗賞〔昭和30年〕

経歴
商工省陶磁器試験所瀬戸試験場に勤務し、昭和19年研究部工芸課長として京都の試験所本所勤めとなり、27年退職。その間、15年の紀元二千六百年奉祝文展に初入選する。退職後は作家活動に専念し、27、28年の朝日新聞社主催の日本現代陶芸展で連続受賞し、29年の日展でも特選となる。36年日展会員となり、36年と41年には審査委員もつとめた。また31年佐賀大学助教授となり、33年教授に就任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「滝一夫」の解説

滝一夫 たき-かずお

1910-1971 昭和時代の陶芸家。
明治43年2月13日生まれ。商工省陶磁器試験所につとめ,昭和27年退職後作家活動に専念。27年,28年の日本現代陶芸展で連続受賞,29年日展特選,30年北斗賞受賞。その後日展会員となり,審査員をつとめる。33年佐賀大教授。昭和46年11月7日死去。61歳。福岡県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android