漕ぎ着く(読み)コギツク

デジタル大辞泉 「漕ぎ着く」の意味・読み・例文・類語

こぎ‐つ・く【×漕ぎ着く】

[動カ五(四)]舟を漕いで目的場所に到着する。「やっとの思いで岸まで―・く」
[動カ下二]こぎつける」の文語形

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「漕ぎ着く」の意味・読み・例文・類語

こぎ‐つ・く【漕着】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
    1. 舟を漕いで行ってある場所に到着する。
      1. [初出の実例]「雲かかる浦にこぎつくつくし船いづれか今日の泊りなるらん」(出典:元真集(966頃か))
    2. 努力して、やっとある状態にたどりつく。
      1. [初出の実例]「信平は弱ったが、せっかくここまで漕ぎついたのだと思って」(出典:村の次男(1934)〈和田伝〉二)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙こぎつける(漕着)

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