普及版 字通 「潘」の読み・字形・画数・意味
潘
15画
[字訓] しろみず・うずまき・あふれる
[説文解字]

[字形] 形声
声符は番(はん)。〔説文〕十一上に「米を淅(と)ぎたる汁なり」とあり、しろ水。洗顔などに用いた。〔列子、黄帝〕に「鯢(げい)旋(めぐ)るの潘(うづまき)を淵と爲す」とあり、水の播
する意に用いる。番は獣掌の象。
(しろ)い意と、ひらひらする意とがある。[訓義]
1. しろみず、米のとぎ汁。
2. うずまき、水がめぐる、回流する、播
(はとう)する。3. あふれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕潘 ユスル・シケシ・タクハフ・アフル・ヨネノシル 〔
立〕潘 シケル・コムク[声系]
〔説文〕に潘声として
(藩)・
の二字を収める。
は藩籬(はんり)(まがき)、
は大きな箕(き)(ちりとり)をいう。[熟語]
潘煮▶・潘汁▶・潘
▶・潘沐▶・潘楊▶[下接語]
遺潘・米潘
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

