精選版 日本国語大辞典 「澄渡」の意味・読み・例文・類語
すみ‐わた・る【澄渡】
〘自ラ五(四)〙
※宇津保(970‐999頃)楼上下「月のいとあきらかに、空すみわたりてしづかなるに」
② 音や声がさえて、響き広がる。
※七十一番職人歌合(1500頃か)四九番「月見つつうたふはうかのこきりこの竹の夜声のすみ渡るかな」
※塩山和泥合水集(1386)「心すみ渡りて面白きを、無心の道とする人もあり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報