濡気(読み)ぬれけ

精選版 日本国語大辞典 「濡気」の意味・読み・例文・類語

ぬれ‐け【濡気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 濡れている様子。濡れ具合。
    1. [初出の実例]「浅黄が無垢の水色は、ぬれけを去ってゆへつける」(出典:浄瑠璃・吉野忠信(1697頃)三)
  3. 好色の心。
    1. [初出の実例]「全盛の玉子ほいろにかけてもぬれけははなれぬ」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)伊藤小太夫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android