精選版 日本国語大辞典 「好色」の意味・読み・例文・類語
こう‐しょく カウ‥【好色】
〘名〙
① 美しい容色。美貌。また、その人。美人。
※明衡往来(11C中か)上末「就中貴下才能過レ人。好色有レ聞。可レ謂二席上之珍一歟」 〔大学〕
② (形動) 色事を好むこと。異性との情事を好むさま。いろごのみ。
※古今(905‐914)真名序「至レ有下好色之家、以レ此為二花鳥之使一、乞食之客、以レ此為中活計之謀上」
※雑談集(1305)九「好色(カウショク)(〈注〉イロコノミ)の者には、女人の形と成て」 〔論語‐子罕〕
③ 容色を売る女子。特に遊女などをさしていう。
※承久記(1240頃か)上「判官年比馴遊びける好色白拍子、其外志深き男女の類招寄せて」
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