火石(読み)かせき

精選版 日本国語大辞典 「火石」の意味・読み・例文・類語

か‐せきクヮ‥【火石】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 火で焼いて熱くなった石。火起請(ひぎしょう)を行なう際に、掌(てのひら)でさすったり、掌に紙を置いて握ったりし、火傷を負わない者は罪がないとした。
    1. [初出の実例]「Quaxequiuo(クヮセキヲ) サスル」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))
  3. 粘土と砂とを練り合わせ、型にはめた後、乾燥させ、焼き入れをしたもの。煉瓦石(れんがいし)のこと。
    1. [初出の実例]「それ火石は其質堅緻にして其形方正なる者なり」(出典:明六雑誌‐四号(1874)煉火石造の説〈西周〉)
  4. 火打ち石。〔五国対照兵語字書(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む