火打ち石(読み)ヒウチイシ

デジタル大辞泉 「火打ち石」の意味・読み・例文・類語

ひうち‐いし【火打ち石/×燧石】

玉髄に似た石英一種緻密ちみつで硬く、灰色黒色のものが多い。火打ち金と打ち合わせて発火させ、火打ち道具として用いた。フリント
[類語]石ころ石くれ小石れき石礫せきれき礫石れきせき石塊せっかい転石てんせき砂利じゃり砕石ごろた石つぶて玉石割り栗石さざれ石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 栗石 名詞

精選版 日本国語大辞典 「火打ち石」の意味・読み・例文・類語

ひうち‐いし【火打石・燧石】

  1. 〘 名詞 〙 火打金と打ち合わせて、火を打ち出すのに用いる石。多く白色青みを帯びた石英を用いた。ひうちかど。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android