普及版 字通 「炒」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音] ショウ(セウ)
[字訓] いる・あぶる

[字形] 形声
声符は少(しょう)。〔玉〕に「火もて乾かすなり」とあり、土鍋などであぶりこがすことをいう。列国期の〔嬰次炉(えいじろ)〕に「炒盧(炉)」の名があり、古くから炒の字を用いる。別に取(しゆ)声・芻(すう)声の字がある。

[訓義]
1. いる、あぶる、こがす。
2. と通じ、さわぐ。口やかましいことをいう。

[古辞書の訓]
名義抄〕炒 イル 〔立〕炒 イル・ヤハク・ムス・ヒボシ

[語系]
炒tsheは鈔tshと声が近い。鈔は叉取する意。炒は少しずつとりまぜながら炒る意であろう。

[熟語]
炒貨炒肝・炒乾・炒団炒鉄炒鬧炒米炒栗
[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む