普及版 字通 「炒」の読み・字形・画数・意味
炒
8画
[字訓] いる・あぶる
[字形] 形声
声符は少(しょう)。〔玉
〕に「火もて乾かすなり」とあり、土鍋などであぶりこがすことをいう。列国期の〔嬰次炉(えいじろ)〕に「炒盧(炉)」の名があり、古くから炒の字を用いる。別に取(しゆ)声・芻(すう)声の字がある。[訓義]
1. いる、あぶる、こがす。
2.
と通じ、さわぐ。口やかましいことをいう。[古辞書の訓]
〔名義抄〕炒 イル 〔
立〕炒 イル・ヤハク・ムス・ヒボシ[語系]
炒tshe
は鈔tsh
と声が近い。鈔は叉取する意。炒は少しずつとりまぜながら炒る意であろう。[熟語]
炒貨▶・炒肝▶・炒乾▶・炒団▶・炒鉄▶・炒鬧▶・炒米▶・炒栗▶
[下接語]
炒出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

