最新 地学事典 「炭比説」の解説
たんぴせつ
炭比説
carbon ratio theory
経済上重要な石油鉱床は高揮発性瀝青炭(揮発分35%)までの石炭化度の範囲に限り存在する(D.White, 1915, 1935)とする説。米国ペンシルバニアの石炭系堆積層における石炭の変成度と石油鉱床の存在の関係に基づいて提唱。Whiteの炭比説は多数の油田地域で証明された。W.T.Thom(1934)によると,炭比説はH.D.Rogers(1860)が同地域の最初の調査で提起しており,Whiteは再提起者。石炭化度と石油生成の間の密接な関係の原因となるものは温度と熱的作用時間。
執筆者:平井 明夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

