為余す(読み)しあます

精選版 日本国語大辞典 「為余す」の意味・読み・例文・類語

し‐あま・す【為余】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. しのこす。やりのこす。〔文明本節用集(室町中)〕
  3. 処置に困る。もてあます。
    1. [初出の実例]「賈充がしあまいて家を別に作って行かよいをもせなんだぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android