為成す(読み)シナス

デジタル大辞泉 「為成す」の意味・読み・例文・類語

し‐な・す【為成す/×做す】

[動サ五(四)]
ある状態にする。また、こしらえる。
「胸に蟠屈わだかまりなく淡然さっぱり平日つねのごとく―・されては」〈露伴五重塔
「けがらひも一つに―・しためれば」〈かげろふ・上〉
失敗する。しくじる。→しなしたり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「為成す」の意味・読み・例文・類語

し‐な・す【為成・為做】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. ある状態にする。つくりなす。
    1. [初出の実例]「おはしますべき所を、ありがたく面白うしなし」(出典:宇津保物語(970‐999頃)菊の宴)
  3. しくじる。しそこなう。失敗する。→しなしたり

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む