し‐は・てる【為果・仕果】
- 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]しは・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 - ① 物事をなしおえる。やりとげる。しとおす。
- [初出の実例]「とかうものすることなど、いたづく人おほくて、みなしはてつ」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
- ② ( 好ましくない意の語の下に付いて ) ひじょうに…する。すっかり…する。…しきる。
- [初出の実例]「薬とりに半日づつかかるのは、人ずくなな者は難義仕果(シハテ)るよのう」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 