デジタル大辞泉 「為遣る」の意味・読み・例文・類語 し‐や・る【▽為▽遣る】 [動ラ四]1 滞りなくしおえる。「物望みなる人など、ひまなくまうづるを見る程に行ひも―・らず」〈枕・一二〇〉2 して送る。してやる。「古郷に返す文したためて、はかなき言伝ことづてなど―・るなり」〈奥の細道〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「為遣る」の意味・読み・例文・類語 し‐や・る【為遣】 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 とどこおりなく事を行なう。すっかりなし終える。処置する。[初出の実例]「しやらんやうもおぼえで、母北の方にいひやる」(出典:落窪物語(10C後)四)「この人々もはかなきことなどはしやるまじく」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例