無人別(読み)むにんべつ

精選版 日本国語大辞典 「無人別」の意味・読み・例文・類語

む‐にんべつ【無人別】

  1. 〘 名詞 〙 人別帳に記載されていないこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「養父を殺し附火いたし候一件之内〈略〉右之者儀、借屋之内、佃屋長左衛門養子伝吉、無人別に相成有之候儀、吟味之節迄不心付、数月無人別に而差置候段、不埒に御坐候間、重き過料」(出典:徳川禁令考‐後集・第二・巻一二・安永二年(1773))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android