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徳川禁令考 とくがわきんれいこう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

徳川禁令考
とくがわきんれいこう

明治に司法省が編纂した江戸幕府の法令集。 102巻。前聚 (ぜんしゅう) 62巻には幕府の公家,武家,寺社,農工商,外国関係の重要法規を分類収録し,後聚 40巻には幕府の編んだ『科条類典』をもとに刑律,条例など司法,警察関係法令や判例を集めている。後聚は特に『公事方御定書』成立に関する史料として重要である。当初 1878年から分冊で刊行され,94~95年に全 10冊として刊行された。

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デジタル大辞泉の解説

とくがわきんれいこう〔トクがはキンレイカウ〕【徳川禁令考】

明治時代、司法省によって編纂(へんさん)された江戸幕府の法令集。102巻。江戸時代の法制・政治・経済などを研究する上での重要史料。

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百科事典マイペディアの解説

徳川禁令考【とくがわきんれいこう】

幕府遺蔵の書を中心に1894年司法省が編纂(へんさん)した江戸幕府法令集。102巻(前聚6冊,後聚4冊)。前聚は公家・武家・寺社・庶民・外国関係の法令を編年収録。

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世界大百科事典 第2版の解説

とくがわきんれいこう【徳川禁令考】

明治時代に司法省によって編纂された江戸幕府の法制に関する史料集。はじめ司法卿大木喬任の命で司法属菊地駿助が,その死後は司法大臣官房庶務課が編纂を担当し,1878年から95年にかけて出版された。前聚6冊,後聚4冊から成り,前聚は幕府の法令を分類収録し,後聚は《公事方御定書》編纂に関する諸資料を幕府が一書にまとめた《科条類典》の各条に関係判例等を付加したほか,《御定書ニ添候例書》《赦律》などの刑事史料を収めている。

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大辞林 第三版の解説

とくがわきんれいこう【徳川禁令考】

江戸幕府の法規集。1878(明治11)~95年刊。司法省編。基本法を収めた前聚と司法警察関係の法令を収めた後聚に分かれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

徳川禁令考
とくがわきんれいこう

江戸幕府の法令集。明治初年に各省ではその管轄事項に関する史料集を刊行したことが多いが、そのなかで、司法省の『徳川禁令考』62巻、『徳川禁令考 後聚(こうしゅう)』40巻は出色のものである。前者は、江戸幕府の法令を公家(くげ)、武家、寺社、庶民、全国総類、外国に分類収録し、後者は、1742年(寛保2)に幕府の制定した公事方御定書(くじかたおさだめがき)の編纂(へんさん)の史料を、各条ごとに収録した『科条類典』(1767)を基礎にして、これに関係法令、先例などを加えたものである。両者が江戸幕府の法制史の研究に必備の書であることはいうまでもないが、同時代の経済、政治、社会などの研究にも必携の書である。いくつかの刊本があるが、最新のものは、法制史学会編・石井良助校訂のもので、関係史料のほか法令の編年索引を加えた別巻がある。[石井良助]
『法制史学会編、石井良助校訂『徳川禁令考』前集・後集および別巻全11冊(1959~61・創文社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の徳川禁令考の言及

【科条類典】より

…奉行のほかは他見を禁じ,1条たりとも抜書きを許さぬ極秘文書であった。伝存する写本ははなはだ乏しく,とくに上巻はそうであるが,《徳川禁令考》後集(1959‐60)は,実質的に《科条類典》の全内容を刊行したもので,編集者は巻章節を付し,さらに関連史料を加えている。【平松 義郎】。…

【軍法】より

…これらの規定は行軍・布陣・戦闘中の行動,指揮命令の順守,敵地味方地における秩序安寧の維持にわたり,いわゆる抜駆けの高名(こうみよう),けんか口論,他陣への混入,放れ駒を禁止するなど,個々にきわめて具体的に規定されている。徳川氏の軍法は《徳川禁令考》に収録され,その全容をうかがいうるが,その条目は幕末に至るまで大差ない内容であった。【岩沢 愿彦】。…

※「徳川禁令考」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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