無意気(読み)ムイキ

デジタル大辞泉 「無意気」の意味・読み・例文・類語

む‐いき【無意気】

[名・形動ナリ]
無骨で強引なこと。また、そのさま。ぶいき。
「―なるにはか道心」〈咄・露がはなし・一〇〉
(「無息」にかけて)一気に酒を飲むこと。また、そのさま。
山田屋一杯―にぐいのみ」〈洒・広街一寸間遊〉

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精選版 日本国語大辞典 「無意気」の意味・読み・例文・類語

む‐いき【無意気】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 思いやりのないこと。がんこでぶこつなこと。やぼなこと。また、そのさま。がむしゃら。ぶいき。
    1. [初出の実例]「『むいきとは、何としたる事なるや』『気が通らざる故、人のおもわくをも弁へず、万事無遠慮に、心の異風なるをいふなり』」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中)
    2. 「あまり無意気な御勘当、つらい親御の心や」(出典:浄瑠璃・持統天皇歌軍法(1713)三)
  3. ( 息もつがないの「無息」にかけて ) 酒などを一気に飲むこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「我飲、拳酒、無息(ムイキ)則内損基」(出典:洒落本・月花余情(1746)序)

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