無投票当選(読み)むとうひょうとうせん

共同通信ニュース用語解説 「無投票当選」の解説

無投票当選

立候補者数が選挙区定数を上回らず、告示日の立候補届け出の締め切りとともに当選者が事実上決まる状態。選挙戦が行われないため、有権者は1票を投じて民意を示す機会を失う。政治家のなり手不足を背景に地方選で頻発している。今回の統一地方選は、41道府県議選で総定数2260の4人に1人に当たる565人が無投票当選。山梨県議選では定数の6割超を占めた。候補者数が定数に届かず欠員が出るケースもあり、前回2019年は、8町村議選で発生した。

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世界大百科事典(旧版)内の無投票当選の言及

【当選人】より

…当選人が定まったときは,選挙長は,ただちに当選人の住所,氏名および得票数などを選挙管理委員会に報告しなければならない(101条)。もし立候補の締切期限までに議員候補者の数が定員を超えないとき,または長の選挙で候補者が1人のときは投票は行わずに無投票当選として,選挙長は当該選挙の各投票管理者に通知し,あわせて告示し,かつ当該選挙管理委員会に報告しなければならない。この場合,選挙長は,選挙期日から5日以内に選挙会を開き,当該公職の候補者を当選人に決定しなければならない(100条6項)。…

※「無投票当選」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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