無益しい(読み)ムヤクシイ

デジタル大辞泉 「無益しい」の意味・読み・例文・類語

むやく‐し・い【無益しい】

[形][文]むやく・し[シク]くやしい。腹立たしい。
あはは―・い、五十男の…爺様に好う思われたとて」〈露伴・椀久物語〉

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精選版 日本国語大辞典 「無益しい」の意味・読み・例文・類語

むやく‐し・い【無益】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]むやく〘 形容詞シク活用 〙 くやしい。癪(しゃく)にさわる。腹が立つ。
    1. [初出の実例]「大かたのむやくしき事をも、かんにん有よしなり」(出典:評判記・難波物語(1655))

無益しいの派生語

むやくし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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