然は問屋が卸さない(読み)そうはといやがおろさない

精選版 日本国語大辞典 「然は問屋が卸さない」の意味・読み・例文・類語

そう【然】 は 問屋(といや・とんや)=が[=で]卸(おろ)さない

  1. ( そんなに安い値段では問屋が卸し売りをしない、元値を割ってまで売るわけにはいかない、の意から ) 相手の注文どおりに応ずるわけにはいかない。そんなにたやすくできるものではない。また、そう簡単にはさせない。
    1. [初出の実例]「此奴め、樺島男爵になる気だナ、さう安くは問屋では卸さん」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む