デジタル大辞泉 「然るは」の意味・読み・例文・類語 さる‐は【▽然るは】 [接](前に述べた内容を受けて、さらに説明を加えるときに用いる)1 それは。それというのも、実は。「いとあはれにかなしう侍るなり。―、おのれが女むすめとも申さじ、いみじううつくしげに侍るなり」〈宇治拾遺・一〇〉2 それがしかも。そのうえ。「聞き伝ふるばかりの末々は、哀れとやは思ふ。―、跡とふわざも絶えぬれば」〈徒然・三〇〉3 そうではあるが、実は。しかし、実のところ。「―、かしこにこそよき物は侍らめ」〈宇津保・忠こそ〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例