せつ‐めい【説明】
〘名〙
① ある
事柄の内容・
理由・
意義などを、よくわかるように述べること。
※
浮雲(1887‐89)〈
二葉亭四迷〉二「如何
(どん)な
関係でもよろしい、それを今説明する必要は無い」
②
哲学で、ある
現象が因果関係によってある
法則に従うことを
推論によって示すこと。
理論を確定したり、一般命題を立てる手続き。
とき‐あきら・める【説明】
※
翁問答(1650)上「そのくらゐくらゐの分際相応の
道理を、後世凡夫のために
分弁をときあきらめ給ふ」
とき‐あかし【説明】
※颶風新話(航海夜話)(1857)初「其書物に何故にそう
ほかには扱はれず、他に
仕様はないといふ説き明しでもある事か」
とき‐あか・す【説明】
〘他サ五(四)〙 説いて物事の意義をあきらかにする。解説する。説明する。ときあらわす。ときあきらめる。
※中華若木詩抄(1520頃)中「
百分一をも、説きあかさんずるそ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「説明」の意味・読み・例文・類語
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せつめい【説明 explanation】
[説明と記述]
説明とは,広義には〈わからせること〉であり,言葉の意味の説明はその一例である。また数学における証明も,説明の一種である。しかし一般には,説明として〈科学的説明scientific explanation〉が考えられることが多い。科学的説明には,事象についての説明と法則についての説明がある。事象についての説明とは,ある事象について,なぜそれが起こったのかを明らかにすることである。そしてそれは一般に,法則に基づいてその事象の成立過程を記述することによって行われる。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報