然る程に(読み)サルホドニ

デジタル大辞泉 「然る程に」の意味・読み・例文・類語

さる‐ほど‐に【然る程に】

[接]
そうするうちに。やがて。
「―、げに世の中に許され給ひて、都に帰り給ふと、天の下の喜びにてたち騒ぐ」〈蓬生
話かわって。さて。ところで。
「―、鬼界きかいが島の流人ども」〈平家・二〉
さてもさても。それにつけても。
「―三人は雑言ゆゑに、あたら身をうしなひ」〈浮・武家義理・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android