焼上げる(読み)ヤキアゲル

デジタル大辞泉 「焼上げる」の意味・読み・例文・類語

やき‐あ・げる【焼(き)上げる】

[動ガ下一][文]やきあ・ぐ[ガ下二]
焼いて仕上げる。「茶碗をみごとに―・げる」「パイをおいしく―・げる」
すっかり焼いてしまう。
たちに火をかけ―・げて」〈平家・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「焼上げる」の意味・読み・例文・類語

やき‐あ・げる【焼上】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]やきあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. 焼いて燃えあがらせる。すっかり焼き終わらせる。
    1. [初出の実例]「源三位入道頼政〈略〉館に火かけやきあげて」(出典:平家物語(13C前)四)
  3. 火葬し終える。
    1. [初出の実例]「六波羅にて焼上(ヤキアゲ)奉る」(出典源平盛衰記(14C前)二六)
  4. 焼いて作りあげる。また、焼き入れをして作る。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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