煎付け(読み)いりつけ

精選版 日本国語大辞典 「煎付け」の意味・読み・例文・類語

いり‐つけ【煎付・炒付】

  1. 〘 名詞 〙 煎り付けること。また、煎った食べ物。煮つめた食べ物。多く魚料理にいう。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「『薬は煎じ詰りはせぬか』『〈略〉是は大変、煎附(イリツケ)に成りました』」(出典歌舞伎霜夜鐘十字辻筮(1880)五幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android