熟字訓(読み)ジュクジクン

大辞林 第三版の解説

じゅくじくん【熟字訓】

漢字二字以上の熟字全体に、日本語の訓をあてて読むこと。また、その読み。「昨日(きのう)」「紅葉(もみじ)」「杜鵑(ほととぎす)」「羊歯(しだ)」の類。本辞典では常用漢字表付表記載の熟字訓は「《昨日》」「《紅葉》」、それ以外のものは「〈杜鵑〉」「〈羊歯〉」のように、《 》と〈 〉を使って表記欄に指示してある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

じゅくじ‐くん【熟字訓】

〘名〙 漢字二字、三字などの熟字を読すること。また、その訓。昨日(きのう)、乳母(うば)、大人(おとな)、五月雨(さみだれ)など。〔本と校正(1965)〕

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世界大百科事典内の熟字訓の言及

【当て字】より

…また言葉(ことば),出来(でき)などを,それぞれの文字の正当な意義用法によらぬとして,当て字にふくめることがある。さらに,土産(みやげ),銀杏(いちよう),今日(きよう),三和土(たたき),煙草(たばこ),麦酒(ビール),天鵞絨(ビロード)など,漢字2,3字の結合を一々の字の音訓によらずに,全体として一つの単語にあてる(熟字訓という)場合をも,当て字という人が近来はある。常用漢字表および同音訓表の適用にあたってはこれらの当て字は一括して排斥されつつあるが,一方,常用漢字表以外の漢字を使わないようにするために行われる,銓衡→選考,落伍→落後,繃帯→包帯のような書きかえは,主として漢語についてであって,当て字とはよばれていないが,新たに作られつつある当て字といえよう。…

※「熟字訓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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