熱硬化性(読み)ネツコウカセイ

デジタル大辞泉 「熱硬化性」の意味・読み・例文・類語

ねつこうか‐せい〔ネツカウクワ‐〕【熱硬化性】

常温では変形しにくいが、加熱により軟化して成形しやすくなり、同時に重合が進んで硬化し、もと状態に戻らなくなる性質プラスチックの性質の一。

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精選版 日本国語大辞典 「熱硬化性」の意味・読み・例文・類語

ねつこうか‐せいネツカウクヮ‥【熱硬化性】

  1. 〘 名詞 〙 加熱すると硬化する性質。特に低分子の重合体を加熱すると重合度が増加し、大きな力を加えても変形しなくなる性質。

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世界大百科事典(旧版)内の熱硬化性の言及

【熱硬化性樹脂】より

…合成樹脂をその化学構造に基づいて大別したときの一つ。熱硬化性,すなわち一度加熱して硬化させるともはや軟化せず,どんな溶媒にも溶けなくなる特性をもつ樹脂の総称で,熱可塑性樹脂に対する。一般に成形は1回しか行えない。…

※「熱硬化性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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