知恵蔵mini 「爆燃現象」の解説 爆燃現象 火災時に酸素が急激に流入することで爆発的な燃焼が起こる現象。気密性の高い建物などで火災が発生すると、酸素濃度の低下による不完全燃焼で火勢が衰え、可燃性ガスが充満する。この状態でドアを開けたり窓が割れたりすると、外部の酸素が建物内へ一気に流れ込み、可燃性ガスが激しく燃え広がる。消防士の側から見た場合、建物内から外部へと強い気流(ドラフト)で炎が押し戻されてくる(バックしてくる)ことから「バックドラフト」とも呼ばれる。建物全体へ延焼が急速に広がる原因の一つとされ、危険性が指摘されている。 (2019-7-23) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報