ドラフト

デジタル大辞泉 「ドラフト」の意味・読み・例文・類語

ドラフト(draft)

人を選抜すること。→ドラフト制
下書き草稿
洋裁で、型紙輪郭を描いた下図

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精選版 日本国語大辞典 「ドラフト」の意味・読み・例文・類語

ドラフト

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] draft )
  2. 人を選抜すること。「ドラフト会議
  3. 下書き。草案。草稿。
    1. [初出の実例]「業者思想」(出典:新西洋事情(1975)〈深田祐介〉日本)
  4. 服飾で、型紙の輪郭を描いた下図、製図。
  5. 引くこと。特に、紡績工程で、スライバーラップ粗糸ローラーにはさんで引き伸ばして細くすること。
  6. 通気。通風。特に、蒸気機関車などが排気すること。

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百科事典マイペディア 「ドラフト」の意味・わかりやすい解説

ドラフト

延伸とも。撚りかけとならぶ紡績の主要操作。スライバー,ローブ(粗糸)などの短繊維束を縦の方向に引き伸ばし細くすることで,ローラーの対を,表面速度を順次大きくして2〜6組直列させ,ローラー間へ繊維束を通す。
→関連項目精紡機直紡機

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドラフト」の意味・わかりやすい解説

ドラフト
drafting

繊維工業で繊維束を細くする工程。普通,短繊維紡績法でスライバを糸にする各工程において,2組の把持点間の表面速度の変化によってスライバを細くする作業をさし,ローラ式,エプロン式などがある。このほか,紡糸後の分子配列がきわめて悪いナイロンなどの合成繊維で,分子配列を改善し,強伸度などの物理的性質をよくするために繊維長方向に伸ばす作業もドラフトといい,また長化学繊維束をパーロック (化学繊維用紡績機) などで牽引切断することもいう。

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化学辞典 第2版 「ドラフト」の解説

ドラフト
ドラフト
draft

ドラフトチャンバーともいう.毒性腐食性のある,人体に有害な気体や蒸気の発生する実験を安全に行うために,通常,実験室の一部を区切って窓ガラス越しに操作できるようにし,チャンバー内は強制的に排気する.排気法,排気した気体の処理方法などに,いろいろな工夫が試みられている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「ドラフト」の意味・わかりやすい解説

ドラフト
draft

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ドラフト」の解説

ドラフト

標準規格の試案のこと。標準規格を決める前に作成する、問題点や不備な点を洗い出すための基本案や、新しい技術や製品に対しての仕様書などのこと。

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世界大百科事典(旧版)内のドラフトの言及

【紡績】より

…(5)コーミングcombing(精梳綿) くしで髪をすくように針で繊維をくしけずって平行に伸ばし,短繊維,ネップnep(繊維の小さな塊),雑物を取り去る(図1)。スライバー中に短繊維が残っていると,後のドラフト工程でむらを生じやすく,ネップ,雑物の存在は糸の品質を低下させるからである。(6)ダブリングdoubling スライバーを均整にするため多数のスライバーをいっしょにして引き伸ばし,元の太さと同程度のスライバーを作るが,多数のスライバーをいっしょにすることをダブリングという。…

※「ドラフト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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