片岡当十郎(読み)カタオカ トウジュウロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「片岡当十郎」の解説

片岡 当十郎(2代目)
カタオカ トウジュウロウ


職業
歌舞伎俳優

本名
坂本 小延

別名
前名=秀蔵

生年月日
安政6年

出生地
大坂(大阪府)

経歴
歌舞伎俳優の3代目片岡我童(のちの11代目片岡仁左衛門)に弟子入りし、秀蔵を名乗る。以来、主に大阪舞台で活動し、明治15年2代目当十郎に改名道外方をよくし、とんぼ返りを得意とした。40年に大阪角座の「石川五右衛門」「白石噺」に出演したのが最後の舞台となった。

没年月日
明治41年 1月19日 (1908年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「片岡当十郎」の解説

片岡当十郎(2代) かたおか-とうじゅうろう

1860-1908 明治時代歌舞伎役者
万延元年生まれ。3代片岡我当(11代片岡仁左衛門)の門にはいり秀蔵を名のる。明治15年当十郎と改名。道外方(どうけがた)でとんぼ返りを得意とした。明治41年1月19日死去。49歳。大坂出身。本名は坂本小延。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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