改名(読み)カイメイ

デジタル大辞泉 「改名」の意味・読み・例文・類語

かい‐めい【改名】

[名](スル)名前を変えること。また、変えた名前。かいみょう。
[類語]改称改姓改題

かい‐みょう〔‐ミヤウ〕【改名】

かいめい(改名)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「改名」の意味・読み・例文・類語

かい‐めい【改名】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 名を改めること。改めて名をつけること。現在は、家庭裁判所の許可を得て認められる。かいみょう。〔家伝(760頃)〕
    1. [初出の実例]「平馬助をば、其の時の別当花山院中納言忠雅と、同名あしかりなんとて、忠員と改名せられてけり」(出典:保元物語(1220頃か)中)
    2. [その他の文献]〔白居易‐江州赴忠州至江陵以来舟中示舎弟詩〕
  3. 禅宗で、法名を改めること。門派ごとの系字が定まっている時代には転派することを意味する場合もある。
    1. [初出の実例]「慶一僧来〈略〉求改名。余不肯、対其人云、凡今時改名、多為名利仏法衰微」(出典空華日用工夫略集‐応安三年(1370)六月一日)

かい‐みょう‥ミャウ【改名】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「がいみょう」とも ) =かいめい(改名)
    1. [初出の実例]「行家と改名(カイミャウ)して、令旨御使東国へぞ下りける」(出典:高野本平家(13C前)四)

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図書館情報学用語辞典 第5版 「改名」の解説

改名

名称変更を指すが,目録法上特記される改名として,個人団体の名称変更,および地名の変更などがある.改名による新旧の名称およびそれらの間の参照関係は,名称典拠ファイルで管理できる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「改名」の意味・わかりやすい解説

改名
かいめい

改氏・改名

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の改名の言及

【氏名】より

…14日以内に命名できないときは,〈名未定〉で出生届を出し,後に追完届を行う。 戸籍に記載されている〈名の変更〉(いわゆる改名)は,家庭裁判所に審判を申し立て〈正当な事由〉があると判断されれば許可される(戸籍法107条の2)。 次に〈氏〉について述べよう。…

【襲名】より

…襲名はかつて農家や商家ならびに武家や家元でかなり広く行われてきた祖名継承法であり,とくに農家や商家にあっては襲名が家族の重要なシンボルの一つであってこれが苗字をもたない場合でも,家族の類別の機能を果たしていた。襲名を名のるのは家族その他の代表者(家族の場合には家長)の地位についたときであって,それ以前の名を捨てて襲名へと改名が行われた。場合によっては家長についた者が,童名,成人名,襲名,隠居名と一生のうちに地位の変化に応じてたびたび改名することもあった。…

※「改名」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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