牛之浦村
うしのうらむら
[現在地名]三井楽町丑ノ浦郷
貝津村の北、浜之畔村の西にあり、西部は海に臨む。西手に長崎鼻、北東に京ノ岳がある。丑浦などとも記される。塩分の多い井戸水が多いことに由来するという塩水の集落がある。江戸時代は福江藩領三井楽掛に属し、波砂間村・浜窄村を枝村としていたと考えられる。寛文四年(一六六四)の福江領高辻帳に牛之浦村とみえ、塩竈二〇石。この塩竈は塩竈運上のことで、同領五六ヵ村のうち一六ヵ村が高入れされる(同年「五島盛勝領知目録」寛文朱印留)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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