デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「牛太夫」の解説 牛太夫 うしだゆう ?-? 室町時代の能役者ワキ方。応永29年(1422)音阿弥の後見として名がみえる観世座付の脇役者「牛入道」とも,近江(おうみ)猿楽日吉(ひえ)座の脇役者「牛熊」のことともいわれる。笛の名手だったともつたえられている。舞台で洟(はな)をかんでから演技をはじめたというエピソードがのこされている。法名は牛阿。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例