牧谷(読み)まきだに

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「牧谷」の意味・わかりやすい解説

牧谷
まきだに

岐阜県南西部,美濃市域のうち板取川流域の地域名。古くから和紙産地として有名。美濃紙と呼ばれ,手すきが行われていた。近年,和紙の需要が減り,手すきは少くなり機械すき和紙が発展,ちり紙,ドライマット (吸湿紙の一種) などが生産されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の牧谷の言及

【美濃[市]】より

…市街地には古い町屋が多く,屋根の妻を一段と高くした防火構造の〈うだつ造〉や土蔵造が見られ,小坂家住宅は重要文化財に指定されている。長良川の支流板取川流域は牧谷と呼ばれ,美濃紙の生産地として古くから知られた。今も各種の和紙が生産されるが,和紙需要の減退により,機械すき紙が主流となっている。…

※「牧谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android