デジタル大辞泉 「物寂びる」の意味・読み・例文・類語 もの‐さ・びる【物▽寂びる】 [動バ上一][文]ものさ・ぶ[バ上二]どことなく古びてみすぼらしい感じがする。また、古びて趣がある。「―・びた社やしろ」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「物寂びる」の意味・読み・例文・類語 もの‐さ・びる【物寂】 〘 自動詞 バ上一 〙 [ 文語形 ]ものさ・ぶ 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ( 「もの」は接頭語 )① 何となくさびれる。どことなく古ぼけて見すぼらしくなる。[初出の実例]「冬来ては峰の柴屋も物さひて雲のまがきを払ふ木枯〈藤原家隆〉」(出典:玄玉(1191‐92頃)天地下)② 何となく古びて味わいが出る。どことなく静かで古風な趣がある。[初出の実例]「いと物さびたる家のすのこの下に」(出典:十訓抄(1252)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例