精選版 日本国語大辞典 「物寂」の意味・読み・例文・類語
もの‐さ・びる【物寂】
〘自バ上一〙 ものさ・ぶ 〘自バ上二〙 (「もの」は接頭語)
① 何となくさびれる。どことなく古ぼけて見すぼらしくなる。
② 何となく古びて味わいが出る。どことなく静かで古風な趣がある。
※十訓抄(1252)一「いと物さびたる家のすのこの下に」
もの‐さび・れる【物寂】
〘自ラ下一〙 (「もの」は接頭語) 何となくさびれる。
※桑の実(1913)〈鈴木三重吉〉二二「かうしたものさびれた町の夜の灯も」
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