物憑・物付(読み)ものつき

精選版 日本国語大辞典 「物憑・物付」の意味・読み・例文・類語

もの‐つき【物憑・物付】

〘名〙
神霊を一時的にのり移らせるため、祈祷師が伴う童子や女。よりまし。ものつくもの。
今昔(1120頃か)二七「物の気病為る所有けり。物託(ものつき)の女に物託(つき)て」
② 物の怪(け)がとりつくこと。また、物の怪にとりつかれた人。
太平記(14C後)二五「爰に年十二三許なる童部一人、〈略〉物付き口走て申けるは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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