物難(読み)ものむつかし

精選版 日本国語大辞典 「物難」の意味・読み・例文・類語

もの‐むつかし【物難】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何となくいとわしい。気がふさぐようである。
    1. [初出の実例]「おほつの、いとものむつかしき屋どもの中に、ひきいりにけり」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

物難の派生語

ものむつかし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android