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特許審査ハイウエー とっきょしんさはいうえー patent prosecution highway

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知恵蔵2015の解説

特許審査ハイウエー

経済のグローバル化を背景に主要先進諸国間では重複する形で大量に特許が出願されており、結果的に、各国特許当局の審査負担が増大し、権利化の遅延という悪循環を引き起こしている。特に、日米欧間では2004年には年間21万件が重複して出願されている。このような状況を踏まえて、審査の効率化を図り、迅速な権利化を実現するために、一定の要件の下で、他国の特許当局により実施された先行技術調査と審査結果をお互いに利用し該当案件について優先的に簡便な早期審査を実施して特許審査のスピードを上げようとする制度。まず、06年7月に日米間で試行され、07年4月には日韓間、07年7月には日英間で運用されており、今後、ドイツカナダオーストラリアなどとの間でも開始される見込みである。これにより、各国特許当局の審査負担が低減されることに加え、企業などの出願人サイドでも資料作成の負担が減るので費用と時間とを大幅に節約できるなど、双方に大きなメリットを期待できる。

(桜井勉 日本産業研究所代表 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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