犀川会資料(読み)さいせんかいしりよう

日本歴史地名大系 「犀川会資料」の解説

犀川会資料
さいせんかいしりよう

高倉新一郎編 北海道出版企画センター 昭和五七年刊

解説 昭和五年に没した北海道史学の創始者河野常吉(号は犀川)を記念して結成された犀川会の第二回集会において、北海道大学附属図書館司書官柴田定吉より「高見沢権之丞日記」の謄写刷が配布され、以後北海道関係の未刊行資料・稀覯書を復刻して集会ごとに会員に配布することが決定された。このようにして同一〇年までに配布された二二冊の資料のうち半数は河野常吉が生前に筆録しておいたものの中から選ばれ、残りの多くは当時北海道庁の「新撰北海道史」編集の嘱託として「史料編」を担当していた北海道大学農学部助手高倉新一郎の選択・解読によるものであった。謄写刷で少部数が配布された資料のなかには、今日でもほかでは見ることの出来ないものが少なくなかったので、昭和五七年にはまとめた形で単行書として刊行されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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