犬の尾を食うて回る(読み)いぬのおをくうてまわる

精選版 日本国語大辞典 「犬の尾を食うて回る」の意味・読み・例文・類語

いぬ【犬】 の 尾(お)を食(く)うて=回(まわ)る[=巡(めぐ)る]

  1. ( 犬が自分しっぽをくわえようとして、ぐるぐる回るが、思うようにできないところから ) いくらあせっても思うようにできない。労が多くて、報いることの少ないたとえ。骨折れ損のくたびれもうけ。
    1. [初出の実例]「犬のををくいのやちたび廻る共めぐりあはずはみやつかれまし」(出典:草根集(1473頃)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む